お風呂に入るとき、毎回湯船にお湯をはると、どうしても水道代やガス代が高くなってしまいますよね。でも、シャワーだけでお風呂を済ませると、どれくらい節約できるのでしょうか?今日は、東京ガスのガス料金と東京都水道局の水道料金を元に、1か月でどれくらいの節約ができるかを計算してみます。
1. 湯船にお湯をはる場合とシャワーの場合の違い
まず、湯船にお湯をはるのとシャワーを使う場合の違いを見てみましょう。
- 湯船にお湯をはるには、だいたい200ℓの水が必要です。
- シャワーの場合、1回のシャワーで使うお湯の量はだいたい50〜75ℓ程度(5分間シャワーを浴びる場合)です。今回は50ℓで計算します。
この差が、節約のポイントになります。
2. 水道代の計算
まずは、水道代の差を見ていきましょう。
湯船の場合の水道代
湯船にお湯をためるために使う水量は200ℓです。東京都水道局の料金は1,000ℓあたり400円なので、200ℓの水道代は次のように計算できます。
200ℓ ÷ 1,000ℓ × 400円 = 80円
つまり、湯船で使う水道代は80円です。
シャワーの場合の水道代
シャワーで使用する水の量は50ℓです。水道料金は同じく1,000ℓあたり400円で計算します。
50ℓ ÷ 1,000ℓ × 400円 = 20円
シャワーで使う水道代は20円です。
つまり、湯船とシャワーの水道代の差は60円ということになります。
水道代はあまり大きな差にならないようですね。
3. ガス代の計算
次に、ガス代の差を計算していきます。湯船とシャワーではお湯を温める量が異なるため、ガス代も違ってきます。
湯船の場合のガス代
湯船に200ℓのお湯が入り、水は10℃から40℃に温めるとします。1ℓの水を1℃温めるのに必要なエネルギーは0.0012kWhなので、湯船を張るのに必要なエネルギーは次のように計算できます。
200ℓ × 30℃ × 0.0012kWh = 7.2kWh
東京ガスのガス料金が1kWhあたり26円なので、
7.2kWh × 26円 = 187.2円
湯船を張る場合のガス代は約187円です。
シャワーの場合のガス代
シャワーで使用するお湯について50ℓの水を10℃から40℃に温めるために必要なエネルギーを計算します。
50ℓ × 30℃ × 0.0012kWh = 1.8kWh
ガス料金が1kWhあたり26円なので、
1.8kWh × 26円 = 46.8円
シャワーのガス代は約47円です。
ガス代はシャワーと湯船で140円もの差が出ていますね!
4. 湯船とシャワーの比較
次に、湯船とシャワーそれぞれの1回あたりのコストをみてみましょう。
- 湯船:水道代80円+ガス代187円=267円
- シャワー:水道代20円+ガス代47円=67円
5. 1か月の節約額
最後に、1ヶ月(30日)にかかる費用を計算してみます。
湯船の場合の月間コスト
- 1回の費用:267円
- 1ヶ月(30日)の費用:
267円 × 30日 = 8,010円
シャワーの場合の月間コスト
- 1回の費用:67円
- 1ヶ月(30日)の費用:
67円 × 30日 = 2,010円
6. まとめ
湯船とシャワーを使った場合の月間コストを比較すると、シャワーを使った場合の方が圧倒的に安いことがわかります。具体的には、1ヶ月で約6,000円の節約ができます!
- 湯船の場合:8,010円
- シャワーの場合:2,010円
- 1ヶ月の節約額:約6,000円
もし湯船を毎日使っている方が、シャワーに変えると、大きな節約ができることがわかりましたね。これからは、シャワーを使うことでガス代と水道代の節約ができるので、ぜひ実践してみてください!
ただし、シャワーに入っている時間が長いと節約効果が少なくなってしまうためご注意を!
コメント